Excelの作業で大量のデータを扱うとき、表示倍率を小さくして行うと全体が把握でき、かつ操作性も上がります。
画面枠の狭いパソコンで作業するときも同様です。
ここでは、表示倍率についての設定方法を説明します。
ひとつは「表示」タブから行う方法。
そしてもうひとつは「ステータスバー」から行う方法です。
まず、先に「表示」タブの方法について紹介しますので、切り替えます。
ズームグループ、四角い枠は、3つのボタンから成り立っています。
- ズーム
- 100%
- 選択範囲に合わせて 拡大/縮小
1.のズームボタンを押すと、以下のダイアログボックスが登場します。
拡大したい場合は、200%にラジオボタンを押してOKをクリック。
縮小したい場合は、75%、50%などにして、OKをクリックします。
項目一番下の指定を選択すると、その隣のテキストボックスで倍率を自由に設定することが可能です。
次に、2.の100%ボタン。
このボタンをクリックすることで、起動時の表示倍率である「100%」表示に戻ります。
変更を加えたあと、初期値に戻したいときには、このボタンが便利です。
次に、3.選択範囲に合わせてズームを説明します。
拡大したいセルを選択し……
リボン内の選択範囲に合わせて拡大縮小ボタンを押すと……
倍率が一気に上がります!
このように、選択範囲全体を閲覧することができます。
元に戻すときは、100%表示ボタンを押して戻しましょう。
続いて、ステータスバーでの操作もやってみます。
ステータスバーとは、画面一番下、赤枠で囲ったバーのことを言います。
ステータスバー(赤い四角の領域)を右クリックすると、以下の帯が出てきます。
ここは、基本的にいじらなくて問題ありません。
Microsoft Office Wordの場合だと、ステータスバーでページ数や行数、セクション数などを表示することができるので便利です。
ただ、ステータスバーに「ズーム」や「ズームスライダー」がない場合、この赤枠内にチェックがあるかどうか確認しましょう。
では、このステータスバーの右にあるズームとズームスライダ―をご覧ください。
100%と表示されている箇所をクリックすると、実は「表示」タブのズームボタンを押した結果と同じことになります。
なので、このダイアログボックスが出てきます。
その横にあるツマミをドラッグすると、自由に拡大縮小がマウス操作で可能となります。
プラスとマイナスのボタンを押すと、10%ずつ増減します。
最小は10%、最大は400%まで調整が可能です。
ちなみに表示倍率を変更するショートカットキーは、「Ctrl」キーを押しながら、マウスのホイールをぐりぐりして拡大縮小ができます。
もしこちらのほうが便利な場合、実際に操作をされてみてください。

作業に応じてさっと画面調整できるとかっこいいですよ!
記事更新日:2020年4月30日