次はヘッダーの設定方法について、各ボタンに合わせて機能を説明していきます。
まずはナビゲーショングループの「フッターに移動」ボタンを押してみましょう。
フッターに移動しました。
このボタンで、ヘッダーとフッターの瞬間移動が可能となりますので、ヘッダーとフッターの行き来をして、動きを覚えてください。
次に、各部品の説明をします。
これらの赤い四角を左から順番に……
- ページ番号
- ページ数
- 現在の日付
- 現在の時刻
- ファイルのパス
- ファイル名
- シート名
- 図
- 図の書式設定(グレー)
順番に説明をしていきます。
ページ番号は、単に1ページ目、2ページ目というように、出力された用紙に連番を振ります。
フッターの中央に挿入したい場合、フッター中央にカーソルがある状態で、ページ数ボタンをクリックします。
すると、このように挿入されます。
挿入後、セルのどこかをクリックしてフッターからフォーカスを離すと、1ページ目なので「1」と出力されました。
出力するページが3ページぐらいであれば、この機能単体の使用でいいのですが、たとえば12ページや15ページなど、多い枚数を印刷する場合、その資料が何ページまであるのかわかりません。
そこで使用するのがページ数です。
こちらは総ページ数を表示してくれるので、単体で使用するより、ページ番号のあとにスラッシュ「/」を入れて、このように使用する場合が多いです。
- ページ番号をクリックして「&[ページ番号]」を表記する。
- 半角入力にして、「/」(スラッシュ)を入れる。
- ページ数をクリックして「&[総ページ数]」を表記する。
すると、このように表現ができます。
現在何ページ目で、この資料は何ページまであるのか? ということがわかります。
現在の日付、現在の時刻、ファイルのパス名、ファイル名、シート名は、そのままなのでそれぞれ挿入して確認してみてください。
最後、図の挿入はどういうときに使用するのか? ということだけを説明しておきます。
例えば、会社でPDF出力やプリントアウトするものは、すべてフッターにロゴを入れなければならない、という決まりがあった場合、ここでロゴを挿入するわけです。
ファイルを指定して、図を入れると……。
このように、資料の右角に自社名をつけることが可能です。
ヘッダーとフッターの用途は、おおかた以上となります。
最後に、これらのボタンが定義づけられたもの(Excelがあらかじめ設定してくれた、各ボタンの組み合わせ集)が、以下のボタンになります。
ヘッダーとフッターグループのヘッダーをクリックすると、一覧が表示されます。
この中で、機密・現在の日付・ページ数を選択してみましょう。
これを選択すると、自動的に3つのヘッダー部分に挿入されます。
ただ、この組み込みのものはあまり使う機会はありませんので、参考程度に覚えておいてください。
いかがでしたでしょうか? このように、よく使用される組み合わせとしてフォーマットを用意してくれています。
こちらを利用する機会の方が仕事では多いかもしれません。
最後に、ページ別に指定する場合はどうするか? というのを次にご紹介します。
記事更新日:2020年5月1日