ずいぶん昔の話になるのですが、私がよく利用していたOfficeのバージョンはMicrosoft Office Excel 2007でした。
WindowsのOSがVISTAの時代、このExcel2007というのがリリース当初、作業中に何度もフリーズ(動作停止)が起きたバージョンでした。
2007の前のバージョンが2003。この2003から2007の移行期、大きな変化がありました。
ファイル形式がxlsからxlsxに変わったのです。
この拡張子の違いとは、ファイルサイズが軽くなって、エラーにも強くなった、とのことですが、本当にそうなのか? と疑問を投げかけたいほどでした。
それから時代は進み、Office365のExcelから作業途中にフリーズすることは、ほとんどなくなりました。
どうしてこういう前置きを入れたかといいますと、ここで説明するお話は自動保存のタイミングと自動保存場所についてです。
作業途中でのフリーズ対策をこのLessonでは勉強しましょう。
Excelの「ファイル」タブの「オプション」をクリックしてください。
Excelのオプション、左側のリストから「保存」をクリックします。
自動保存のタイミングは「10」分が初期設定です。
つまり、フリーズした時間が9分59秒以内の場合は水の泡となり、10分00秒以降はそのタイミングで1回裏側に保存される、という仕組みです。
この自動保存、どこに保存されるのか? というフォルダ名が、その下に記載されています。
私のマシンではあるのですが、
Cドライブ
→User
→sakak(ユーザー名)
→AppData
→Roaming
→Microsoft
→Excel
という箇所に隠れております。
AppDataは隠しフォルダとなっているため、エクスプローラーの「表示」タブにある、隠しフォルダにチェックを入れておかないと、到達することはできません。
つまり、自動保存が10分に設定していますと、このフォルダエリアに自動的に保存される、ということですね。
10分間を規定としたら、10分1秒後にひょこっと保存されています。
ここに保存されると、万一フリーズして強制終了した場合でも、Excelを再起動すると起動時、左側の画面に「ドキュメントの復元」という項目が出てきます。
そちらをクリックして復元してあげてください。
ここの自動保存のおすすめ設定は、自動保存の間隔「5」分がいいかなとも思います。
10分の作業って、意外とたくさん操作してしまうのですね…。
Excelを終了後でも有効な操作ですので、1回設定すると次回Excel起動時より反映されます。

わー! Excelが固まっちゃったー! しかも保存してないー! ってことのないようにね!
記事更新日:2020年5月1日