改めて、Excelファイルのことを「ブック」と呼びます。
この「ブック」を新規作成すると、「シート」は1枚だけ用意されています。
1枚の「シート」には、1,048,576 (行) × 16,384 (列)の「セル」があります ―― こんなのは覚える必要ありません。雑学程度に留めておいてください ―― 画面内の領域というのは、ほんの一握りの範囲なんですね。
さて、1枚ある「シート」。
+ボタンを2回押して、シートを3枚に増やしてみましょう。
「Sheet1」「Sheet2」「Sheet3」、この見出しをそれぞれクリックすると、「シート」が切り替わります。
このシート名をそれぞれ変更してみましょう。
方法は、以下の3点。
- 「Sheet1」の上をダブルクリックでカーソルを置き、名前を変更する。
- 「Sheet2」の上を右クリックで「名前の変更」を選び、名前を変更する。
- 「Sheet3」を選択し、「ホーム」タブ→「セル」グループの「書式」→シート名を変更するをクリックし、名前を変更する。
「ホーム」タブからの操作は手数が多く面倒なので、1または2の操作、ダブルクリックか右クリックで操作しましょう。
あとは「Backspace」キーor「Delete」キーで初期シート名を削除し、3つのシートを「日本」「タイ」「マレーシア」と変えていきます。
このあと、各シート見出しに色をつけていきます。
シート見出し上で右クリックして、項目の中で「シート見出しの色」をクリックします。
カラーパレットより、好きな色を設定していきましょう。
シートは色付けしておくと、何かと便利です。
このLessonで覚える操作はこれだけ。
ちなみに、日本は「赤」の色が設定されています。
薄い赤だなー、これじゃあ見えないよ! と、初めて習う方はそこに陥ってしまうのですが、「マレーシア」にシートを切り替えてみます。
切り替わって、アクティブなシートの見出し色が薄くなっているだけです。
もうひとつ、「テーマの色」ってなんですか? というご質問もよく受けます。
Excelの初期設定では、テーマの色は「Office」になっています。
私の場合は2冊目の書籍を作ったときのテーマをそのまま使っていますので、執筆用テーマというものがあります。
そのほかにも、イオンとか、ウィスプとか、たくさんテーマがありますよね?
これらを切り替えると、そのテーマでセットされた「配色」「フォント」「効果」の3つが変更されます。
ただ、Excelに関してはテーマを触ることはないので、ほぼ100%テーマ「Office」を使って作業をします。
WordやPowerpointなどではよく使うものなのですが、ExcelではOffice以外に使うことはないかと思うので、このくらいにしておきましょう。

自分で会社を立ち上げた人やフリーランスの人は、自分のテーマを作成するといいですよ!
記事更新日:2020年5月1日