まずは約480ある関数の中で使用頻度No.1となる、SUM(さむ)関数を使って合計を求めてみましょう。
関数を使用する手順は、全部で4パターン(SUM関数のみ5パターン)あるのですが、当サイトではそのうちの1パターンである「数式」タブの関数ライブラリからの出力をメインに説明をしていきます。
まずは、適当にデータを入れておきます。
SUM関数を利用して、セル「B2」「C2」「D2」のデータの合計を、アクティブセルのある「E2」に算出したいと思います。
計算結果を出す、セル「E2」がアクティブセルであることを確認します。
そのあとで、数式タブから緑色の辞書「数学/三角」ボタンを選びます。
ABS ACOS ACOSH……と、ABC順に並んでいます。
SUM関数は「S」のため、スクロールバーを下のほうに移動して、探していきましょう。
ここにあるので、クリックしてください。
クリックすると、関数の引数ダイアログが出てきます。
SUM関数であることを確認。
数値1という引数(ひきすう)ボックスに、なにもしなくても「B2:D2」と範囲が入力されています。
離れた箇所を足し算したいとき、数値2にそのセル範囲を選択しますが、今回は不要です。
ご覧のとおり、Excelは賢いのでわざわざこちらが選択範囲をしなくても、お前はここの範囲を取るだろう! と予測をしてくれています。
しかし、時には意図しない範囲をとってきてしまうので、必ず確認してください。
今回はこのまま「OK」ボタンを押します。
セル「E2」には、計算結果である「113」という数値が返されています。
けれども、数式バーには「=SUM(B2:D2)」という関数を用いた計算式が表記されています。
セルで表示されているものと、数式バーの違い、復習できましたでしょうか?
これがSUM関数です。
ひとまずSUM関数についてはここまで区切りをいれておきます。

SUM関数はSUMMATION(総和)という単語からきています。与えられた条件でただ足し算を繰り返す。あとで説明するギリシア文字Σも、英語だとSに該当する文字のようですね。
記事更新日:2020年5月4日