エクセルのデータは、エクセルでしか利用できません。
ただし、エクセルで作成した表は、外部のアプリケーションソフトでも使えます。
よく、CSVでインポートしてください、という言葉を耳にすることでしょう。
このCSVとは「カンマセパレートバリュー」の略で、別のソフトウェアまたはデータベースに流し込むための、ベーシックなファイル形式となります。
つまり、エクセルで利用した表データを、CSVというファイル形式に変換して、他のアプリケーションソフトでも使えるようにしましょう! といったものです。
以下のデータをCSV形式で出力します。
こんな一覧表があるとします。これをCSVに出力していきます。
「ファイル」タブ→エクスポート→「ファイルの種類の変更」→「CSVカンマ区切り」→「名前をつけて保存」です。
先ほどのExcel2003形式と手順は一緒ですね。
それでは保存を押します。
このエラーは、出力できるのは1枚のシートだけですよ、という意味です。
テキストドキュメントでも閲覧できるファイル形式なので、CSVというファイル形式にはシートという概念がありません。
なので、このように聞いてきます。
現在アクティブになっているシートが出力されますよ、いま開いているシートの出力で間違いありませんか? ということです。
OKをクリックしましょう。
エクセルを終了して、CSVはテキストドキュメント(メモ帳)で閲覧してみましょう。
CSVは通常開くアプリケーションはExcelに設定されています。
メモ帳(テキストドキュメント)で開くと、以下のように表示されます。
これがカンマで区切ったCSVファイル形式の正体です。
こういう形式にしておけば、汎用性の高いファイルとなって、様々なアプリケーションに入れ込むことができる、ということですね。

CSVファイルはどんなシステムでもデータを引き渡すことができます。いわば、2020年時点では昔からあるものですけど、とても重要なファイル形式なので、しっかり覚えてくださいね。
記事更新日:2020年5月13日