エクセルの用意しているデータベース機能の中で、並び替えという方法もあります。
フィルターは「クリア」をすることで元に戻すことができますが、並び替えてしまったデータはそのまま=元に戻らなくなるケースがあるので、お気をつけください。
前のデータを引用してご説明します。
今度は以下の条件で並び替えを行います。
- グループのABC順(昇順)で
- 年齢(上限)の高い順(降順)に
まず、フィルターを設定してください。
並び変えで重要な操作は、まずフィルターをすることです。このことは絶対に忘れないようにしてください。
フィルターがついていることを確認したら、すぐ左側にある並び替えボタンを押します。
並び替えボタンです。以下のダイアログボックスが登場します。
ここで、最優先されるキーから埋めていきます。
まずはグループ名を昇順(A→B→C順で)並び変えたいと思います。
項目を選び終えたら、「レベルの追加」を押して、次に優先されるキーを出します。
次に優先されるキーが登場するので、「年齢」を降順にして、最後にOKをクリックします。
このような結果となりました。
ABC順に並び、Aの並びの中で年齢の高い順となりました。
最後に、並び替えたデータは以下のクリアボタンを押しても、元に戻ることはありません。
並び替えたデータを戻す場合、元に戻す操作で並び替えを戻すか、ナンバリングされているデータで並び替えるしかありません。
つまり、並び替えて保存し、作業を終了したとします。
そのデータが「先着順」で並び直す場合を想定してみてください。
もし、上記表に「No」列がなかったら、元に戻す作業もできないため、データは入力順に戻ることはありません。
ここが要注意なのですね。
また、並び替えボタンの左側は、各1列を並び替えるボタンとなっています。
そのカラムに対しての並び替えとなりますので、単純な並び替え操作はこちらより行ってください(ただしフィルターは必ず搭載する)。
「データ」タブの内容について基本範囲となる操作は、以上となります。

並び替えをしてしまって、元の並び順がわからなくなっちゃったー! ってことの内容に注意してね!
記事更新日:2020年5月14日