関数については、ここまでSUM・AVERAGE・COUNT・MAX・MIN、そして、COUNTA・IF関数を見てきました。
それぞれ引数が必要な関数でしたが、引数が必要のない関数もあります。
そのうちのひとつ、請求書シートなどでもよく使われる「TODAY(とぅでい)関数」です。
項目中のTODAYをクリックすると、以下の確認事項が登場します。
この関数には引数(ひきすう)は必要ありません、という項目が登場します。
そして数式の結果は「可変」とあります。
TODAY関数は、今日の日付を自動的に出してくれるものなので、括弧内の手続きは不要というわけなんですね。
このままOKをクリックします。
このように、今日の日付が表示されました(この記事を作成した日付です)。
数式バーには、関数名が書かれているだけ、セル「B3」に入力された正体がこれなのです。
明日このファイルを開いたら、明日の日付になるというものです。
毎日日付の入った報告書を打ち出したり、請求書の入力日付を今日付けに設定したり、そういうときにこの関数は使用されます。
さて、ここでシリアル値というお話をしておきます。
どうして日付は数値データなのか? それは、いま出したセルの表示形式を「日付」から「標準」に戻すとわかります。
標準にします。
日付に5桁の数値データが出てきました。
これはどういう数値かというと、1900年1月1日からスタートして、今日が43973日目、ということです。
日付のデータは、裏側でこの数値が存在しています。
そのため、足し算引き算が可能な「数値データ」というわけなのですね。
うるう年問題、Macのシリアル値開始日時、Googleスプレッドシート開始日時などなど、雑学的なネタはたくさんあるのですが、それはぜひ管理人の講座でお聞きくださいませ。

シリアルフードのシリアルじゃないからね! シリアルコード・シリアルナンバーのように、一続きの、という意味のあるシリアルです。
記事更新日:2020年5月22日