セル参照(せるさんしょう)について勉強しましょう。以下のキャプチャをご覧ください。各セルに、こんな数値を入れました。
これから、セル「D2」に「B2」と「C2」の数値データを足し算してみます。左側の数値データを確認しながら、数式を立ててみましょう。
Enterキーで確定します。きちんと答えが算出されました。
答えは「110」になります。
間違ってはいないのですが、これくらいの機能しかなかったら、Excelは本当に便利なソフトなのか? 疑問に思いますよね。
例えば、セル「B2」や「C2」のデータが変動した場合、またセル「D2」の計算式を再度書き換える必要が出てきてしまうからです。
書き換えができるようにする場合、どのように計算式を立てればいいでしょうか?
そこで、計算をセル参照(せるさんしょう)で行う、というわけです。
【操作方法】
- セル「D2」をアクティブセルにする。
- =(イコール)をキーボードから半角入力。
- セル「B2」をクリック。
- +(プラス)をキーボードから半角入力。
- セル「C2」をクリック。
以上の操作で、こんな表示になります。
各色の四角と、セル番地の文字色がイコール関係となっています。この場合、セル「B2」の青い四角と、セル「D2」に入力された「B2」という文字色が対応しています。
ここでEnterキーを押すと、答えが算出されます。
Enterキーを押すと、どうしてもひとつ下に改行してしまうのですが、それが嫌な場合、こちらの「入力」ボタンを押してください。
このボタンを使用することで、入力確定後にもアクティブセルが下に移動することなく確定されます。
または、Ctrl+Enterキーでも、その場に留まったまま確定ができます。
このようにセル参照で数式を作成しておけば、例えば「B2」のデータが「10」ではなくて「20」だった場合どうなるか?
入力し直しますね。
自動的にセル「D2」が「120」に再計算されるわけです。
セル「B2」の箱の中身と、セル「C2」の箱の中身を足し算する。箱の中身が変われば、結果も変わる。セル参照とは、こういったイメージとなります。
Excelではこのように式の作成が基本となりますので、しっかり覚えておきましょう。
記事更新日:2019年1月11日