LEVEL 4 計算の基礎を固める 初級
Lesson 033

MAX・MIN関数について

練習用Excelファイル lesson033-practice.xlsx

練習用ファイルは、パソコンからダウンロードしてください。

MAX・MIN関数について

データの中から 最大値・最小値 を取り出す関数、MAX関数(マックス関数)MIN関数(ミニマム関数またはミン関数) を扱います。

今月、一番売れた日の売上は?」「一番気温が低かった日は?」「最高点・最低点を知りたい」など、データを分析するときに必ず使う関数です。


MAX関数の構文

=MAX(範囲)

範囲内の 最大値 を返します。

たとえば、A2〜A31 に30日分の売上が入っているとき、

  • =MAX(A2:A31) → 30日のうち最も大きい数値(その月の最高売上)

小さな例で見てみましょう。

:::excel
A1=売上表
A2=30000
A3=52000
A4=28000
A5=45000
A6=38000
A7==MAX(A2:A6) -> 52000 *
:::

5つの中で最も大きい「52000」が返りました。


MIN関数の構文

=MIN(範囲)

範囲内の 最小値 を返します。

  • =MIN(A2:A31) → 30日のうち最も小さい数値(その月の最低売上)

同じデータで、今度は最小値。

:::excel
A1=売上表
A2=30000
A3=52000
A4=28000
A5=45000
A6=38000
A7==MIN(A2:A6) -> 28000 *
:::

書き方は MAX関数とまったく同じ。違いは「最大か、最小か」だけです。


オートSUMから入力する方法

これも、オートSUMボタンの から選べます。

  • [ホーム] タブ > [Σ オートSUM] の▼ をクリック
  • 最大値」または「最小値」を選択

これだけで、MAX関数 / MIN関数が組まれます。

オートSUMボタンの▼
オートSUMボタンの▼


ちょっとした実務シーン

社員の月給データがあるとします。

  • B2〜B11:10人の月給

このとき、

  • 最高給与:=MAX(B2:B11)
  • 最低給与:=MIN(B2:B11)
  • 給与の幅:=MAX(B2:B11) - MIN(B2:B11)

最大値から最小値を引くことで、「社員間の給与の幅」が一目でわかります。

データを見るときは、上限・下限を見ることはとても大切なことです。


空白セルとゼロの扱い

MAX関数とMIN関数も、AVERAGE関数と同じく、空白セルは無視 されます。

ただし、ゼロが入っているセル は「ゼロ」として認識されます。これが MIN関数で問題になることがあります。

たとえば、売上データの中に「未入力の日(空白)」と「売上ゼロの日(0)」が混在しているとき、

  • MIN関数は、「0」を最小値として返します
  • 空白は無視されますが、ゼロは認識されます

:::excel
A1=80000
A2=
A3=0
A4=120000
A5==MIN(A1:A4) -> 0 *
:::

A2は空白なので無視されますが、A3の「0」は値として認識され、MINは「0」を返してしまいました。

本当の最低売上」を知りたいのに、休業日のゼロを拾ってしまった、ということもあるので、データの中身には注意してください。


文字列の扱い

範囲内に文字列が入っていても、MAX / MIN関数は 文字列を無視して数値だけを評価 します。

合計」「平均」のようなテキストが混じっていても、影響を受けません。


ステータスバーで瞬間確認

ここでも、ステータスバーが使えます。

データを範囲選択した状態で、画面下のステータスバーを見ると、

  • 最大値
  • 最小値

がリアルタイムで表示されます。「ちょっと確認するだけ」というときは、関数を組まずにこれで十分です。

ただし、デフォルトでは「最大値」と「最小値」のスイッチはオフになっています。ステータスバーを右クリックして、「最大値」「最小値」にチェックを入れてください。

ここで表示項目をカスタマイズできます。

ステータスバー
ステータスバー


関数ライブラリの場所

MAX関数とMIN関数は、AVERAGE関数と同じ [その他の関数] → [統計] の中にあります。

関数ライブラリ
関数ライブラリ


まとめ

  • MAX関数で最大値、MIN関数で最小値
  • 構文:=MAX(範囲) / =MIN(範囲)
  • 空白セルは無視、ゼロは値として認識される
  • 文字列は無視される
  • オートSUMの▼から「最大値」「最小値」も選べる
  • ステータスバーでも瞬時に確認可能

データを見るとき、合計と平均だけでなく、最大値と最小値 を併せて見ると、データの輪郭がはっきりします。


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