SEQUENCE関数について
スピル系の関数、第五弾は SEQUENCE関数(シーケンス関数) です。
「シーケンス」は英語で「連続、並び」という意味。文字通り、連番(連続する数字)をスピルで一発生成する 関数です。
- 1から10までの連番が欲しい
- 30日分の日付リストを作りたい
- 5行×3列の連番マトリクスが欲しい
これまで連番を作るときは、「1, 2 と入力 → オートフィルでドラッグ」という操作をしていましたよね。SEQUENCE関数を使えば、たった1つの数式で、好きな数だけ連番が並びます。
これって意味があるのだろうか? と一瞬思いますが、スピルエラーがあることで、データの安全性が確保されます よね。

SEQUENCE関数の構文
=SEQUENCE(行, 列, 開始, 目盛り)
- 行 :何行の連番を作るか(必須)
- 列 :何列にするか(省略すると1列)
- 開始 :最初の数字(省略すると1)
- 目盛り :1ずつ増やすか、それ以外か(省略すると1)
引数は最大4つありますが、ほとんどの場合、最初の1つか2つだけ で使います。

いきなり使ってみる
C1セルに次の数式を入れてみてください。
=SEQUENCE(10)
これだけで、C1からC10まで 1から10までの連番 が縦に並びます。

数式1つで、オートフィルドラッグの作業が消えました。「ドラッグしないで連番が出る」という体験、最初は感動するはずです。
開始値と増分を指定する
「5から100まで、5ずつ増える連番」が欲しい場合。
=SEQUENCE(20, 1, 5, 5)
- 行数 :20(20個の連番)
- 列数 :1(縦1列)
- 開始値 :5
- 増分 :5
結果:5, 10, 15, 20, 25 ...... 100 まで、20個の値が並びます。

「0からスタート」「10ずつ増える」「逆順(マイナス指定)」なども自在です。
=SEQUENCE(10, 1, 100, -10) ← 100から10ずつ減って、10まで

行と列の指定でマトリクスに
行数と列数の両方を指定すると、マトリクス状の連番 ができます。
=SEQUENCE(5, 3)
これで、5行×3列の連番マトリクスが完成。

「左上から右へ、行を変えてまた左から」という順番で数字が埋まります。1〜15が3列ずつ並んだ表になります。
日付リストも一発で
開始値に 日付 を指定すれば、日付の連番も作れます。
=SEQUENCE(30, 1, "2026/1/1", 1)
2026年1月1日から、30日分の日付が縦に並びます。

セルの表示形式を「日付」にしておけば、ちゃんと日付として表示されます(数値のままだと「45659, 45660...」のようなシリアル値になるので、レッスン005で学んだシリアル値の話につながりますね)。
セル結合があると拒否される
当たり前のことですが、セル結合があるとスピルエラーになります。

まとめ
- SEQUENCE関数で、連番をスピルで一発生成
- 構文:=SEQUENCE(行数, 列数, 開始値, 増分)
- 列数・開始値・増分は省略可(デフォルトはそれぞれ1)
- マトリクス状の連番も可能
- 日付リストも、シリアル値で開始値を渡せば作れる
オートフィルで済む話ではありますが、オートフィルで出力したセルは無防備になります。
スピルでの出力は正確に出力されるうえ、何かデータが上書きされればスピルエラーを返すので、整合性を取れたデータを保持するという使い方ができる、というポイントに気づいていただければ、このレッスンは大いに役に立つはずです。
それでは次回は LEVEL 6 の締めくくり、XLOOKUP × スピル の組み合わせ技を学習してきましょう。
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