LEVEL 3 見せる・出力する 初級
Lesson 019

書式設定について①

練習用Excelファイル lesson019-practice.xlsx

練習用ファイルは、パソコンからダウンロードしてください。

書式設定について①

LEVEL 3 に入ります。ここからは「見せる・出力する」がテーマの章です。

書式設定 という言葉は慣れてきましたか? セルの見栄えを整える操作 のこと、文字を太くする、色を変える、罫線を引く、といった操作の総称でした。

Excelの第一印象は、99%が書式設定で決まります。 同じデータでも、書式設定次第で「わかりやすい」と言われたり、「読みにくい」と言われたりと差が出ます。

次のレッスンの2回に分けて、集中的に「書式設定」を学習していきましょう。


レッスンファイルで確認しよう

レッスン19と20は、辞書的に記事を構成しています。

レッスン用ファイルにたくさんの書式設定をご用意しましたので、どんな装飾があるのか、本文と照らし合わせながら確かめてくださいね。

それでは、さっそく見ていきましょう。


書式設定の本質

書式設定の本質は、ひとことで言えば、「データの値と、見た目を切り離す」 ことです。

たとえば、セルに「1500」と入力したとき、

  • 1500」と表示する
  • 1,500」と表示する(カンマ区切り)
  • ¥1,500」と表示する(通貨記号付き)
  • 1,500円」と表示する(円の単位付き)

これらは すべて、セルの中身は同じ「1500」 という数値です。ただ、見た目だけが違うのです。中身を変えずに、見た目を整える ── それが書式設定の役割です。


書式設定の場所と開き方

よく使う書式設定は、[ホーム] タブ 内にボタンとして並んでいます。特に [フォント]・[数値]・[配置] の3つのグループをよく使います。

ホームタブ
ホームタブ

これらのグループに表示されていない細かい設定は、「セルの書式設定」ダイアログ に収まっています。

ダイアログを開く方法は、以下の3つです。

  • [Ctrl] + [1](最も速い方法。手に覚えさせてください)
  • 書式設定をしたいセルを右クリック → 「セルの書式設定」
  • [フォント]・[配置]・[数値] グループ右下の小さなアイコンをクリック

リボンの小さなアイコン
リボンの小さなアイコン

右クリックで表示されるメニューも、あわせて確認しておいてください。


書式設定の主な種類

書式設定は、大きく分けて以下の6つのカテゴリがあります。

1. 表示形式

数値を「1,500」「¥1,500」「1,500.00」のように、見せ方を変えます。

日付を「2025/5/10」「令和7年5月10日」「Sat, May 10」のように、見せ方を変えます。

会社によって、数字の表示ルールが存在することもあります。

表示形式
表示形式

2. 配置

セル内での 文字の位置 を指定します。

  • 横位置:左寄せ、中央揃え、右寄せ
  • 縦位置:上、中央、下
  • 折り返し、縮小して表示

配置
配置

3. フォント

書体、サイズ、太字、斜体、色、下線など、文字そのものの見た目 を整えます。

フォント
フォント

4. 罫線

セルの周りに引く線です。表の枠線として使います。

通常の枠線はリボンの「罫線」ボタンから作成できますが、斜線はリボンから引くことができません。セルに斜線を引きたいときは、ここから操作します。

罫線
罫線

5. 塗りつぶし

セルの 背景色 を変えます。重要なセルを目立たせる、見出しを区別するなどに使います。セルの背景色は、リボンの塗りつぶしボタンから操作するのが一般的です。

塗りつぶし
塗りつぶし

6. 保護

セルを「ロック」したり、数式を「非表示」にしたりする設定です。

シートの保護機能と組み合わせて使うため、該当のレッスンで改めてご紹介します。書式設定の中でも、少し特殊な位置づけのタブです。

保護
保護


数値の表示形式

最初に押さえたいのが、数値の表示形式 です。「セルの書式設定」を開いて、「表示形式」タブを選びます。

標準

何も書式が設定されていない状態です。入力された通りに表示されます。

数値

桁区切りカンマ、小数点以下の桁数、負の数の見せ方などを指定します。

たとえば「1500」を「1,500」と表示するには、

  • 分類:数値
  • 桁区切り(,)を使用する:チェック
  • 小数点以下の桁数:0

これで「1,500」と表示されます。

数値
数値

通貨 / 会計

通貨記号付きで表示します。たとえば「¥1,500」「$1,500」。

通貨と会計の違いは、以下の通りです。

  • 通貨 :「¥1,500」のように、数字の左に詰めて記号を表示
  • 会計 :「¥」と「1,500」がセル内で左右に分かれる、伝統的な会計の見せ方

実務では会計のほうが見やすいと感じる方が多く、私もそちらをよく使います。

なお、会計では数値が「0」のとき「-」と表示されます。見積書や請求書で使う際には、覚えておくと便利です。

通貨
通貨

会計
会計

日付 / 時刻

日付や時刻の見せ方を指定します。「2025/5/10」「2025年5月10日」「5月10日(土)」など、さまざまな形式が選べます。

日付
日付

時刻
時刻

パーセンテージ

0.5」を「50%」と表示します。

パーセンテージ
パーセンテージ

文字列

セルの中身を、数字も含めてすべて文字列として扱う 設定です。「01001」のように、ゼロから始まる商品コードを保つときに使います。

文字列
文字列


配置の基本

配置」タブで、文字の位置を指定できます。

横位置の選択肢で 特に大事 なのが以下の4つです。

  • 標準 :文字は左寄せ、数値は右寄せ(デフォルト)
  • 中央揃え :中央寄せ
  • 選択範囲内で中央 :セル結合せずに見た目だけ中央寄せ
  • 均等割り付け :両端に揃え、文字間を広げる

選択範囲内で中央」は、セル結合の代替手段として使えましたね。

配置タブの中
配置タブの中

練習用ファイルで、セルの書式設定をたくさん操作してみてください。


まとめ

  • 書式設定は「値と見た目を切り離す」ためのもの
  • [Ctrl] + [1] で書式設定ダイアログを起動
  • 表示形式、配置、フォント、罫線、塗りつぶし、保護の6つがメイン
  • 数値・日付・通貨など、表示形式の使い分けが書式設定の中心

次回は、もう一歩踏み込んだ書式設定を学びます。


ショートカット

  • セルの書式設定を開く:[Ctrl] + [1]
  • 太字:[Ctrl] + [B]
  • 斜体:[Ctrl] + [I]
  • 下線:[Ctrl] + [U]
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