LEVEL 1 Excelの世界へようこそ 初級
Lesson 007

ホームポジションの重要性

練習用Excelファイル lesson007-practice.xlsx

練習用ファイルは、パソコンからダウンロードしてください。

ホームポジションの重要性

まず、最初に。これからお話する ホームポジション の考え方は、賛否両論あります。あらかじめご了承ください。


ホームポジションとは

Excel におけるホームポジションは、セル A1(一番左上のセル) のことです。ワークシートの「スタート地点」と言ってもいいでしょう。すべての操作の起点になる場所です。

Word だったら1枚目の1行目先頭、PowerPoint だったらスライド1を指します。


A1に戻るショートカット

どこにいても、[Ctrl] + [Home] を押すと、一瞬で セルA1 に戻れます。

これは本当に便利です。利用シーンとしては、

① 別の人にファイルを渡すとき ② 共有ドライブに保存するとき

このショートカットキーでセルA1に戻ってから、上書き保存をします。

ここで、シートを移動するショートカットキーもご紹介しておきましょう。作業中のワークシートはいつだって複数枚あるものですからね。

  • 右側のシートに移動する:[Ctrl] + [PgDn]
  • 左側のシートに移動する:[Ctrl] + [PgUp]

複数シートがある場合、一番右側のシートに移動してから……

[Ctrl] + [Home][Ctrl] + [PgUp][Ctrl] + [Home][Ctrl] + [PgUp] ……

と繰り返して、すべてのワークシートをセルA1に戻してから、私はファイルを保存しています。くだらないと思う人もいますけれどもね。Xでネタになるくらいですから(笑)


「A1に戻して保存する」習慣

Excel というアプリケーションソフトは、エントロピー増大の法則 が働いています。

つまり、ルールを決めて操作をしないと、すぐに散らかってしまう属性のアプリケーションソフトなのです。

部屋だって、片づけないと散らかっていきますよね。

片づけを徹底しておけば総時間は少ないのに、人はどうしても散らかってから片づけを開始して、無駄な時間を費やしてしまいます。

ワークシートも一度散らかると、整理するのに膨大な時間がかかります。「細かすぎる!」というご指摘もありますが、おおむね原状復帰ができていないワークシートは属人化していきます。

今はデータを共有して使う時代となりました。生成AIに命令を出すときも、整っていたワークシートのほうが、利用するトークン数を減らせるというものです。

ほかにも秩序を保つための操作として、表示倍率の固定、先頭行固定の解除、非表示列の展開、フィルターを外す……などなど、様々な操作があります。

それぞれは該当レッスンでご紹介しますが、まずは最初のうちに、セルA1に戻してから保存する ことを、講師の立場としてお願いしています。


いいワークシートから、いい情報を得る

生成AIの誕生から、自分しかできないように敢えて属人化をして、自分のポジションを守る人が一定数増えた気がします。

まあ、これは今も昔も変わらずでしょうか……。

属人化されたワークシートを紐解く仕事がいまでもあり、それが私の仕事にもなっているくらいですが、ただ、同じ組織で Excel を使って働くメンバーのためにも、ワークシートの秩序は保つよう心掛けてください。

いい情報は、いいワークシートから生まれますからね。


ショートカット

  • A1(ホームポジション)に戻る:[Ctrl] + [Home]
  • 右側のシートに移動する:[Ctrl] + [PgDn]
  • 左側のシートに移動する:[Ctrl] + [PgUp]

第1章はここまでです! まずはイントロダクション終了といった感じですね。

どうでしょうか? まだまだ先は長いのですが、レッスン1でも申し上げた通り、急ぐ必要はありません。ゆっくり、皆さんのペースで学習を進めていってください。

次のレッスンは、オートフィルからスタート。ワークシートの操作に入っていきましょう!

次のLessonへ Lesson 008 オートフィルの操作