LEVEL 12 数字で意思決定する 初級
Lesson 096

数式確認の極意

練習用Excelファイル lesson096-practice.xlsx

練習用ファイルは、パソコンからダウンロードしてください。

数式確認の極意(Ctrl + Shift + @)

第3弾は、数式チェックの極意 です。

Excelの表は、ふだん 計算結果(数値) が表示されています。でも、人から受け取ったファイルや、半年前の自分のファイルを見て、このセル、どんな数式で計算してるんだろう? と思ったこと、ありませんか?

1つずつセルをクリックして数式バーを確認するのは大変です。

そんなときの極意が、Ctrl + Shift + @ というショートカットキー操作です。シート全体の数式を、一瞬で「丸見え」にする 大変便利な機能です。

リボンでは、数式バーの中にこのショートカットキーのコマンドボタンがあります。

数式表示の切り替え
数式表示の切り替え


Ctrl + Shift + @ で何が起きるか

このショートカットを押すと、シートの表示が切り替わります。

  • 通常:セルに 計算結果 が表示される(例:1200
  • 数式表示:セルに 数式そのもの が表示される(例:=C9*D9

シート上の すべてのセルの数式が、一斉に見える ようになります。「どこに、どんな計算が入っているか」が、ひと目で把握 できるわけです。

もう一度 Ctrl + Shift + @ を押せば、元の 結果表示 に戻ります。行ったり来たりできるトグル です。

数式が丸見えになった状態
数式が丸見えになった状態


なぜ「極意」なのか

この機能、地味に見えて、実務で本当に効く場面 がたくさんあります。

① 他人のファイルの構造把握

受け取ったファイルの「どこで何を計算しているか」を、クリックして回らずに 一覧で把握 できます。

② 数式セルの直接データ上書き更新の発見

「この数字、どこかおかしい」── イレギュラーに対応した数字を月末報告数字に合わせるためだけに、数式の上から直接手入力して更新してしまう困った人もいます。

これをされるのが、一番厄介なんですよね。その発見にも、このショートカットキーは大活躍しました(講師も何度も助けられました)。

謎の上書きを発見
謎の上書きを発見

③ 参照範囲のズレ確認

数式が並んで見えるので、「この列だけ参照がおかしい」といった ズレ に気づきやすくなります。


列幅が広がることに注意

数式表示にすると、数式の文字数ぶん、列幅が一時的に広がって見える ことがあります。

これは表示モードの都合なので、結果表示に戻せば元の幅に戻ります。慌てて列幅を直さないでください。「戻せば直る」と覚えておけば大丈夫です。


まとめ

  • Ctrl + Shift + @ で、シート全体の 数式を丸見え にできる(トグル)
  • メニューなら 数式タブ →「数式の表示」
  • 他人のファイルの 構造把握、数式の 混入ミス発見 に絶大な効果
  • 列幅が広がって見えるが、戻せば元に戻る

次回は LEVEL 12 の締めくくり、表作成のテクニックです。会計スタイルや横罫線のみの表など、プロっぽく見せる仕上げの技を扱います。


ショートカット

  • 数式の表示 / 非表示の切り替え:[Ctrl] + [Shift] + [@]
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