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Lesson 026

アウトライン機能について

練習用Excelファイル lesson026-practice.xlsx

練習用ファイルは、パソコンからダウンロードしてください。

アウトライン機能について

前回のレッスンの最後で、ちらっと出てきた アウトライン(グループ化) という機能を扱います。

複数の行や列をひとつのまとまりとして 「折りたたみ・展開」 できる、優れた機能です。「普段は隠しておきたいけど、必要なときだけ見たい」という要望に、とても柔軟に応えてくれます。


アウトラインのイメージ

アウトラインを設定すると、画面の左側または上側に 「+」「-」のボタン が表示されます。

  • 「-」をクリック → 折りたたまれて、対象の行・列が非表示になる
  • 「+」をクリック → 展開されて、対象の行・列が表示される

非表示と違って、折りたたまれていることが一目でわかる のが、アウトラインの強みです。

アウトラインの+/-ボタン
アウトラインの+/-ボタン


アウトラインの設定方法

ステップ1:グループ化したい範囲を選択

折りたたみたい範囲の行、または列を選択します。

たとえば、3〜7行目を1つのグループにしたいなら、行番号3〜7を選択します。

グループ化したい行を選択
グループ化したい行を選択

ステップ2:グループ化を実行

[データ] タブ > [グループ化] をクリック。

データタブのグループ化ボタン
データタブのグループ化ボタン

これで、選択した行・列がひとつのアウトライングループになります。画面の左側(行の場合)に「-」ボタンが現れます。

ステップ3:折りたたみ・展開を試す

「-」をクリックすると、グループ化された行が折りたたまれます。「+」をクリックすると、展開されます。

折りたたんだ状態と展開した状態
折りたたんだ状態と展開した状態


グループ化の解除

アウトラインを解除したいときは、以下の2つの方法があります。

範囲を選んで解除

  1. グループ化された範囲を選択
  2. [データ] タブ > [グループ解除] をクリック

一括で解除

シートのアウトラインをすべて解除したいときは、

  1. [データ] タブ > [グループ解除] の▼ をクリック
  2. 「アウトラインのクリア」 を選択

グループ解除とアウトラインのクリア
グループ解除とアウトラインのクリア


階層構造を作る

アウトラインの本当の力は、階層構造 を作れる点にあります。

たとえば、こんな表があるとします。

1月の売上
├─ 営業1課(合計)
│   ├─ 田中
│   ├─ 鈴木
│   └─ 佐藤
└─ 営業2課(合計)
    ├─ 山田
    └─ 高橋

このとき、営業1課のメンバー、営業2課のメンバー、そしてその両方を含む大きなグループ、というように入れ子でグループ化すると、左側に 複数階層のアウトライン が表示されます。

複数階層のアウトラインと1・2・3の数字ボタン
複数階層のアウトラインと1・2・3の数字ボタン

  • 1」のボタンを押す → 全部折りたたまれて、合計だけ表示
  • 2」のボタンを押す → 課ごとの合計が表示
  • 3」のボタンを押す → すべてのメンバーが表示

これで、1クリックで詳細度を切り替え られます。


ちょっとした実務シーン

経費精算のシートを作っているとします。1か月分で、項目ごとに細かい明細が並んでいます。

  • 交通費(合計)
    • 5/1 タクシー代
    • 5/3 新幹線
    • 5/8 タクシー代
    • 5/15 高速代
  • 会議費(合計)
    • 5/10 喫茶店
    • 5/20 飲食店
  • 通信費(合計)
    • 5/月額 携帯
    • 5/月額 インターネット

それぞれの項目をグループ化しておけば、「合計だけ見たい」「詳細を確認したい」と、シーンに応じて柔軟に切り替えられます。

経費精算シートを折りたたんだ例
経費精算シートを折りたたんだ例


設定のコツ

アウトラインは便利ですが、最初は感覚をつかむのが難しい 機能でもあります。

コツは次の3点です。

  • 階層ごとに、はっきりとデータを分けて入力すること
  • 合計行はグループの に置く(デフォルト設定)
  • データ範囲をきちんと選択してからグループ化すること

まとめ

  • アウトラインで行・列を「折りたたみ・展開」できる
  • [データ] タブ > [グループ化] で設定
  • 階層構造で複数レベルのグループ化が可能

非表示よりも 「隠れていることが一目でわかる」、それがアウトラインの優れたところです。

ただ、行・列の非表示もアウトラインによる非表示も、使いすぎるとファイルの散らかりを加速させます。 どちらも必要最小限にとどめて、すっきりとしたワークシートを保ちましょう。


ショートカット

  • グループ化:[Alt] + [Shift] + [→]
  • グループ解除:[Alt] + [Shift] + [←]

※ 扱いにくいショートカットキーなので、リボンからの操作が早いかもしれません。

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